1906(M39).3 | 文部省直轄諸学校の1つとして仙台高等工業学校を設立 |
1906(M39).10.16 | 宮城県より仙台高等工業学校の敷地・校舎として宮城県立仙台第一中学校の敷地(現在の片平キャンパスの南側部分)・校舎全部の寄附を受ける (仙台第一中学校は現在の宮城県仙台第一高等学校が立地する若林区元茶畑に移転) |
1907(M40).1.24 | 宮城県より寄附を受けた仙台第一中学校が火災により焼失。寄宿舎2棟、食堂賄所1棟、雨天體操場剣道場1棟は焼失を免れる。焼失を免れた寄宿舎を仮教室として授業を開始することとなる 創立費用および火災復旧費は総額44万5千餘円(土地・建物に約30万円、他は機械器具図書標本等の設備に使用)、敷地は宮城県からの寄附11,821坪6合8勺、民有地買収6,026坪5合7勺、内務省からの所管換1,523坪、合計19,371坪2合5勺(64,037.2m2)となる さらに宮城県より金2万円の寄附を受け、開校後すぐに校舎を新営することとなる |
1907(M40).2 | 仙台高等工業学校規則制定。土木工学科・機械工学科・電気工学科・採鉱冶金学科の4科を設置、生徒の定員は500名とされた 事務所を第二高等学校内に移転(4月には仮校舎に移転) |
1907(M40).4.20 | 第1回入学式 |
1907(M40).10 | 新校舎の建設に着手 |
1908(M41).4.10 | 新築校舎の一部に土木工学科・電気工学科が移転。新築校舎は外部は下見張り、中庭を擁する木造二階建の建物であった(この新築校舎は後に東北帝国大学工学部教室となったが1926(大正15)年に焼失。1930(昭和5)年に建て替えられ、旧東北帝国大学工学部機械学及び電気学教室となる) |
1908(M41).10.16 | 前年10月より着手中の校舎新築が完成し仮校舎より移転 |
1909(M42).4 | 仮校舎として使用していた寄宿舎を元に戻し「日就寮」開寮 [日就寮] |
1909(M42).10.8 | 開校式挙行。開校式の翌日および翌々日の2日間に渡り校内を見学者に開放 |
1909(M43).3.25 | 第1回卒業証書授与式を挙行 |
1912(M45).4.1 | 東北帝国大学に所管が移り、東北帝国大学工学専門部となる この頃、敷地19,371坪2合5勺(64,037.2m2)、建物3,821坪(12,631.4m2)、学生数440名 |
1917(T6).3.31 | 採鉱冶金学科を廃止 |
1919(T8).9.4 | 土木工学科を新築校舎(木造2階建スレート葺屋根)に移転。使用していた各室を東北帝国大学工学部に引き継ぐ [新築校舎(本館)] |
1920(T9).9.18 | 機械工学科および電気工学科を新築校舎に移転。使用していた各室を東北帝国大学工学部に引き継ぐ |
1921(T10).4.1 | 東北帝国大学附属工学専門部を分離独立、仙台高等工業学校に改称 |
1922(T11) | この頃、敷地12,897坪(42,634.7m2)、建物2,638.495坪(8,722.3m2) |
1925(T14).1.18 | 柔剣道場(木造平屋建80坪(264.5m2))新築完成 |
1925(T14).2.13 | 第二高等学校敷地の一部を所管換えにより取得(片平丁76番地 土地2,261坪5合(7476.0m2)) |
1925(T14).12.13 | 機械工学科製図室2教室増築(木造2階建140坪(462.8m2)) |
1927(S2).4.8 | 新築講堂完成 [講堂] |
1928(S3).4.8 | 寄宿舎移転、運動場拡張工事、図書閲覧室・書庫の新築(鉄筋コンクリート造2階建)および正門・門衛所完成 |
1929(S4).3.20 | 新築の化学実験室(鉄筋コンクリート造平屋建40坪(132.2m2))完成 |
1930(S5).2.4 | 建築学科教室新築工事開始 |
1930(S5).4.7 | 建築学科を新設。第1回入学生は40名。校舎新営中のため、校長室、会議室、庶務会計室を仮教室として使用 |
1930(S5).10.4 | 建築学科教室(鉄筋コンクリート造3階建410坪(1355.4m2))竣工 |
1930(S5).10.4 | 合併階段教室(木造平屋建75坪(247.9m2))竣工 |
1932(S7).7.1 | 建築学科実験室(鉄筋コンクリート建45坪(148.8m2))竣工 |
1932(S7).10.16 | 創立25周年記念祭。翌日および翌々日は校内を一般公開。19日には校内園遊会を開催 |
1937(S12).4.20 | 開校三十周年記念式および記念講演会開催。校内を公開 [開校三十周年記念公開。正門と建築学科棟] |
1937(S12) | 4月に機械工学科の生徒を増募し、2組編成とする。12月には機械工学科製図室を2教室(木造2階建延べ床面積60坪(198.3m2))増築 |
1938(S13).10 | 臨時工業技術員養成科を新設、授業を開始 |
1939(S14) | 工業化学科を新設。電気工学科を増募し2組編成とし、また機械技術員養成科を新設 |
1940(S15).3.28 | 採鉱学科・冶金学科を新設 |
1941(S16).3.25 | 南東部の隣接地2,354坪(7,781.8m2)を買収し敷地を拡張 |
1941(S16).4 | 新設学科の敷地に充当するため日就寮を八木山萩ヶ丘に移転し入居開始 |
1941(S16) | 生徒の増加に伴い、木造教室(延床面積185坪(611.6m2))を増築、木造平屋建43坪(142.1m2)の化学実験室、木造2棟64坪(211.6m2)の生徒主事官舎、工業化学科校舎(木造2階建延床面積673坪(2224.8m2))を新設。また寄宿舎も新たに整備した |
1941(S16)ごろ | 正門を南六軒丁通りから片平丁通りに移設(この当時の場所に現存) [片平丁通りから正門と本館] |
1942(S17) | 会議室および土木工学科製図室(木造2階建91坪(300.8m2))新築、電気工学科工場4坪(13.2m2)増築工事完了 |
1943(S18).3.23 | 工業教員養成所(土木・機械・電気・建築・採鉱)を附設 |
1944(S19).4.1 | 仙台工業専門学校と改称。また本科学科を土木科・機械科・電気科・建築科・化学工業科・採鉱科・冶金科へと改称 |
1945(S20).7 | 仙台空襲で日就寮・同分寮・日進寮を焼失 |
1949(S24).5 | 新制東北大学発足。東北大学工学部に包括され、東北大学仙台工業専門学校と改称 |
1951(S26).3 | 東北大学仙台工業専門学校、廃止 |
参考文献等
・創立三十周年記念誌(S14 仙台高等工業学校 編)
・仙台高等工業学校一覧(国立国会図書館デジタルコレクション)